2013年5月23日木曜日

メガソーラーと孫正義の欺瞞

はっきり言って、太陽光発電を推進する姿勢にはどうしても賛成できない。

メガソーラー建設中止も 北海道でソフトバンク

2013.5.21 13:44 [エネルギー
 ソフトバンクは21日までに、北海道安平町の2カ所と八雲町の計3カ所で計画していた大規模太陽光発電所(メガソーラー)について建設計画の見直しを決めた。中止も含め検討する。北海道電力が売電申請を認めなかったため。関係者によると、3カ所で18万キロワット以上の発電を予定していた。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130521/scn13052113470001-n1.htm

ソフトバンクの詐欺師と巷で噂される孫正義氏。僕はこの人が嫌いだ。だが、好き嫌いは別にして、その主張は欺瞞に満ちたものであると断ぜざるを得ない。


そもそも、太陽光発電の生み出す電力はコストが高い。
再生可能エネルギー買取法案の問題点は、以前にも触れた。
再生エネルギー発電で電気料金上昇の懸念という記事で触れたように、太陽光発電の買い取り価格42円/kwhというのは高過ぎるのである。先輩のドイツに倣えば、15円/kwh程度で十分である。
従来の発電方法でいえば、火力発電が10円弱(石油を使った場合は17円/kwhまで上昇)、原発が7円前後(その後、原発無期限停止状態に入ってコスト上昇する要因が増えたので、参考にならないが)、水力発電でも13円/kwh程度である。

つまり、競争にならないのだ。
そのために設けられたのが再生可能エネルギー買取制度である。だが、新規参入発電事業者が、電力事業者に一方的に電力を無制限に買い取れ、と、迫るのは間違っている。
北海道電は4月、固定価格買い取り制度導入に伴う大規模な太陽光発電の受け入れは出力2千キロワット以上で40万キロワット程度が限度と発表。天候で出力が変わる太陽光発電の割合が増えると電力供給が不安定になるためと説明していた。北海道電によると、2千キロワット以上の売電申請は4月末時点で87件、156万8千キロワットに上り、7割以上が実現困難な見通しとなっている。
電力の安定供給が使命の電力会社にしてみれば、断るのは当然である。わざわざコストが高くて不安定な電力など買いたくないのだ。
電力会社に売るのが嫌なら、自分でインフラ整備して売る体制を整えればいいのだが、孫正義氏はそんな気はさらさら無い。或いは、電力の安定供給のために火力発電所もセットで作るのであれば、有りだとは思うが、そんな気もさらさらないのだ。

 ソフトバンクの孫正義社長は16日、東京都内で開かれた会合にビデオメッセージを寄せ、「北海道電力だけでなく他の電力会社も同様に上限を設け拒否する構え。日本の再生可能エネルギーはここでストップしてしまう」と批判していた。
孫正義氏は偉そうに高説を垂れているが、買い取り量に上限を設けるのは当たり前なのだ。

大分に国内最大出力のメガソーラー完成 日揮が80億円で建設

2013.5.14 12:32
 プラント建設大手の日揮(横浜市)は14日、大分市の臨海工業地帯に建設した大規模太陽光発電所(メガソーラー)の完成式典を開いた。同社によると、出力は2万6500キロワットで、稼働中のメガソーラーでは日本最大という。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130514/biz13051412350015-n1.htm

今や、日本各地でこのようなメガソーラーの建設ラッシュが続いている。
が、電力買取を義務付けられる電力会社にしてみれば、迷惑この上ない話である。そもそも電力会社が積極的に太陽光発電設備を作りたがらないのは、2つの理由からなる。
  • 採算が取れない
  • 安定供給が難しい
もう、シンプルにこの2つだけだ。
しかし、電力発電だけやれば、電力会社に電力が買い取ってもらえる新規参入業者にとって、太陽光発電設備を作ってしまえばあとはメンテナンスの必要性が少なく、電力会社が全量買い取ってくれるので無駄もない。さらに安定供給は電力会社の仕事だと割り切れる。
電力会社が抱える上記2点の問題は一切考えなくても良いのだから、もう、これ以上美味しい話もないわけである。

電力会社は、電力値上げを申請すれば、国民からたたかれ、事情を知っているはずの政治家から疎まれる。
無論、平均給与が高いのは事実だし、役員報酬も唸るほど貰えている一握りの人間が居るのは事実だ。
管理体制が杜撰なのも問題だろう。

だが、今ある電力会社が破綻したら、日本国民の税金が投入されることは目に見えている。
そして、原発も塩漬けにされて、不採算物件に成り下がっている。
動かさなければ赤字確定だし、寿命だってあるのだ。
電力会社にとってそんなバカバカしい話もないだろう。


かつて、政商と揶揄される孫正義氏が、菅直人に働きかけて実現した、最悪の置き土産である、再生エネルギー買取法案。

これは結局のところ国民に電力料金負担を押し付けるだけの悪法であった。そして、太陽光発電の買い取り価格42円/kwhをごり押ししたのは、誰あろう孫正義氏なのである。
孫正義氏の社長を務めるソフトバンクは、「おうち発電プロジェクト」なる詐欺まがいのプロジェクトを立ち上げた。
締切があったので、現状は募集していないようだが、国民のうち情報弱者から手広く儲けようというのがこの孫正義氏の手法なのである。そして、その商売は国をも巻き込んだ壮大なものだ。

いや、商才という意味では大したものだ。
どの事業も、詐欺まがいの広告を出し、携帯電話はつながらない、スマホの満足度No.1などという嘘は平気でつく。情報漏えいはどんどんやる。
ついでに借金まみれだ。
でも、次々と仕事を立ち上げ、個人的には大儲けである。北海道の例では、思惑通りにならなさそうなので計画変更或いは撤退するようだが。

メガソーラーの裏に孫正義あり。
そして、その実態は守銭奴。それが悪いとまでは言わないが、しかし、関わる者はよくよく注意すべきである。また、政治を食い物にした以上、国民から非難されるのもまた当然なのだ。


ランキングに応援クリックよろしく!
人気ブログランキングへにほんブログ村 ニュースブログ 時事ニュースへ